2012年5月16日水曜日

TMC_アイスブレーカー【備忘】

TMC最初のスピーチ「アイスブレーカー」は丸暗記だった。
マニュアルには序論、結論を暗記すれば余裕が持てるとある。そりゃそうだろう。ただ、本論を流れに任せて話す度胸はまだない。
スリルを楽しむ? いや、ものには順序というものがあって、まだ早いと思うんだ。
記憶力のなさには自信がある。
序論、結論はもちろん、当然のように本論も暗記で行こうと決めた。

ようやくできた原稿を、メンターにチェックしてもらった。
最も有効なアドバイスは、1文を30文字、長くても40字程度にすれば覚えやすくなるということ。なるほど、確かに長いところが覚えづらい、ということでブツ切りにした。
一方、K川さんからは日曜の勉強会で、必要のない情報の削除と圧縮、接続詞を活用すればスムーズな論理展開になるとの助言があった。しばらく前に読んだ『文章は接続詞で決まる』を引っ張り出してチェックした。

スピーチは4分-6分半の間に収めなければならない。
しかし前日、シビック教室で予行演習を行うと9分オーバー。焦りマックス。

居たたまれず当日、午後半休をとった。ついに一人カラオケデビューをした。一時間半。本番を想定して、とにくスピーチに没頭した。練習は以下のステップ。

▼ステップ1
カラオケの映像を消してスピーチ。
▼ステップ2
カラオケの映像を付け、音は消してスピーチ。
▼ステップ3
カラオケの映像、音ありでスピーチ。
▼ステップ4
カラオケの映像、音あり、ケータイアラームあり、ガラス扉を正面にスピーチ。
▼ステップ5
カラオケの映像、音り、ガラス扉を正面に、飲み物の追加を頼んでスピーチ。

このステップを踏む根拠は、集中力の維持に尽きる。
シビック教室では、合いの手を入れられて記憶が飛んだ。丸暗記なんてそういうものなのかもしれない。つまり少しずつノイズを増やし、それでも話し続けられるよう努めた。

何度となく練習してみると、具体的なエピソードの後半はスムーズに行くものの、ダイジェストを語る前半で詰まることがわかった。冒頭のテンポがその後のスピードに影響する。第2パラグラフまで1分を目指した。


本番、緊張は心地よいレベルだった。
登壇。見まわすと、みんなの眼差しが温かい。スピーチの成功を願ってくれていることがわかる。
ただ、話し始めてからは、アイコンタクトはしっかりしないことを意識した。その瞬間、原稿を忘れてしまうのが怖かった。一度止まったらアウト。モヤッと見ることに徹した。

タイマー係が正面から4分を知らせる青いボードを上げる。
頭が真っ白になりかけた。ボードが上がる、ただそれだけで集中力が削がれた。ボードを直視するのが怖く、眼の隅に追いやるように左右に顔を向ける。遠くの人からアイコンタクトもできていた、とコメントをもらったのはそんな顛末。
5分を知らせる黄色いボードが上がる。ペースが遅い。次のつまずきが命取り。

6分を知らせる赤いボードが上がる。残り30秒。
同じタイミングで結論に入った。オチの手前は2秒と決めていたが、そんな余裕はない。
駆け込むようにフィニッシュ。


最後まで話すのが第一目標、現状で最善のスピーチにするのが第二目標だった。
第一印象というが、スピーチも最初で力量を計られると思うのだ。
しくじれば励まし、つまり“褒める”アドバイスが多くなるだろう。
ただ、ある程度の力を発揮できれば、ステップアップのためのより具体的な助言をもらえるだろう。細かい筋肉を鍛えるために、重箱の隅をつつくようなアドバイスがほしかった。

結果的にベストスピーカーに選ばれた。
話術ではかなわない。自己開示系であればチャンスはあると思っていた。
ただ、相対評価である。むしろ、一人一人が名前を書いてくれたという行為を思うと、うれしい。

今後の課題は語り口の自然さ、だな。

2012年5月3日木曜日

さぼりグセでしかない

スピーチ上達のキモは復習である。
復習のためにこのブログを活用する、はずだった。
それが徹底できていない現状を受け入れなければならない。

前回、更新したのは3月末。
ボイトレの体験レッスンに行ったことを綴っている。
それから一ヶ月以上更新していない。

4月とはどういう月だったのか。
ボイトレのレッスンが始まり、TMCでは与えられた役割をこなした。
シビック教室で4度のプレゼンを行い、3つの教室で「人を動かす話し方」を学んでいる。
説明とロジックの強化月間だった。けっこうな数の関連書籍も読んだ。

その経験と記憶をアウトプットしていない。
メモはしていても集約していない。
残念だ。しかしそれが現状だ。

頭の中だけで考えすぎ。
インプットに重点を置きすぎ。
意識が低すぎ。

これでは劇的な成長なんて望めない。
ラクしようなんてのはまだ早い。

4月の振り返りと5月の目標。そこから再スタートしよう。