TMC最初のスピーチ「アイスブレーカー」は丸暗記だった。
マニュアルには序論、結論を暗記すれば余裕が持てるとある。そりゃそうだろう。ただ、本論を流れに任せて話す度胸はまだない。
スリルを楽しむ? いや、ものには順序というものがあって、まだ早いと思うんだ。
記憶力のなさには自信がある。
序論、結論はもちろん、当然のように本論も暗記で行こうと決めた。
ようやくできた原稿を、メンターにチェックしてもらった。
最も有効なアドバイスは、1文を30文字、長くても40字程度にすれば覚えやすくなるということ。なるほど、確かに長いところが覚えづらい、ということでブツ切りにした。
一方、K川さんからは日曜の勉強会で、必要のない情報の削除と圧縮、接続詞を活用すればスムーズな論理展開になるとの助言があった。しばらく前に読んだ『文章は接続詞で決まる』を引っ張り出してチェックした。
スピーチは4分-6分半の間に収めなければならない。
しかし前日、シビック教室で予行演習を行うと9分オーバー。焦りマックス。
居たたまれず当日、午後半休をとった。ついに一人カラオケデビューをした。一時間半。本番を想定して、とにくスピーチに没頭した。練習は以下のステップ。
▼ステップ1
カラオケの映像を消してスピーチ。
▼ステップ2
カラオケの映像を付け、音は消してスピーチ。
▼ステップ3
カラオケの映像、音ありでスピーチ。
▼ステップ4
カラオケの映像、音あり、ケータイアラームあり、ガラス扉を正面にスピーチ。
▼ステップ5
カラオケの映像、音り、ガラス扉を正面に、飲み物の追加を頼んでスピーチ。
このステップを踏む根拠は、集中力の維持に尽きる。
シビック教室では、合いの手を入れられて記憶が飛んだ。丸暗記なんてそういうものなのかもしれない。つまり少しずつノイズを増やし、それでも話し続けられるよう努めた。
何度となく練習してみると、具体的なエピソードの後半はスムーズに行くものの、ダイジェストを語る前半で詰まることがわかった。冒頭のテンポがその後のスピードに影響する。第2パラグラフまで1分を目指した。
本番、緊張は心地よいレベルだった。
登壇。見まわすと、みんなの眼差しが温かい。スピーチの成功を願ってくれていることがわかる。
ただ、話し始めてからは、アイコンタクトはしっかりしないことを意識した。その瞬間、原稿を忘れてしまうのが怖かった。一度止まったらアウト。モヤッと見ることに徹した。
タイマー係が正面から4分を知らせる青いボードを上げる。
頭が真っ白になりかけた。ボードが上がる、ただそれだけで集中力が削がれた。ボードを直視するのが怖く、眼の隅に追いやるように左右に顔を向ける。遠くの人からアイコンタクトもできていた、とコメントをもらったのはそんな顛末。
5分を知らせる黄色いボードが上がる。ペースが遅い。次のつまずきが命取り。
6分を知らせる赤いボードが上がる。残り30秒。
同じタイミングで結論に入った。オチの手前は2秒と決めていたが、そんな余裕はない。
駆け込むようにフィニッシュ。
最後まで話すのが第一目標、現状で最善のスピーチにするのが第二目標だった。
第一印象というが、スピーチも最初で力量を計られると思うのだ。
しくじれば励まし、つまり“褒める”アドバイスが多くなるだろう。
ただ、ある程度の力を発揮できれば、ステップアップのためのより具体的な助言をもらえるだろう。細かい筋肉を鍛えるために、重箱の隅をつつくようなアドバイスがほしかった。
結果的にベストスピーカーに選ばれた。
話術ではかなわない。自己開示系であればチャンスはあると思っていた。
ただ、相対評価である。むしろ、一人一人が名前を書いてくれたという行為を思うと、うれしい。
今後の課題は語り口の自然さ、だな。
2012年5月16日水曜日
2012年5月3日木曜日
さぼりグセでしかない
スピーチ上達のキモは復習である。
復習のためにこのブログを活用する、はずだった。
それが徹底できていない現状を受け入れなければならない。
前回、更新したのは3月末。
ボイトレの体験レッスンに行ったことを綴っている。
それから一ヶ月以上更新していない。
4月とはどういう月だったのか。
ボイトレのレッスンが始まり、TMCでは与えられた役割をこなした。
シビック教室で4度のプレゼンを行い、3つの教室で「人を動かす話し方」を学んでいる。
説明とロジックの強化月間だった。けっこうな数の関連書籍も読んだ。
その経験と記憶をアウトプットしていない。
メモはしていても集約していない。
残念だ。しかしそれが現状だ。
頭の中だけで考えすぎ。
インプットに重点を置きすぎ。
意識が低すぎ。
これでは劇的な成長なんて望めない。
ラクしようなんてのはまだ早い。
4月の振り返りと5月の目標。そこから再スタートしよう。
復習のためにこのブログを活用する、はずだった。
それが徹底できていない現状を受け入れなければならない。
前回、更新したのは3月末。
ボイトレの体験レッスンに行ったことを綴っている。
それから一ヶ月以上更新していない。
4月とはどういう月だったのか。
ボイトレのレッスンが始まり、TMCでは与えられた役割をこなした。
シビック教室で4度のプレゼンを行い、3つの教室で「人を動かす話し方」を学んでいる。
説明とロジックの強化月間だった。けっこうな数の関連書籍も読んだ。
その経験と記憶をアウトプットしていない。
メモはしていても集約していない。
残念だ。しかしそれが現状だ。
頭の中だけで考えすぎ。
インプットに重点を置きすぎ。
意識が低すぎ。
これでは劇的な成長なんて望めない。
ラクしようなんてのはまだ早い。
4月の振り返りと5月の目標。そこから再スタートしよう。
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