2012年3月11日日曜日

タイムキープという気遣い

N教室のK川さんが読んでくれるということで久しぶりの更新。


憚りながら、話し方教室のタイムキープは参加者への気遣いとしてかなり優先順位が高い事項だと思うのだ。例えば、こんなようなケースに実によく遭遇する。

・3分スピーチの実習で残り時間10分。
・まだ3名が終わっていない。
・それまではスピーチ後に複数の講師が論評。

これは教室を限定しない。多くの教室の日常である。
この状況でどういうタイムキープが採用されているか。
経験上、残り10分の過ごし方として、一番多いのはおよそ2名がスピーチを行い、その場にいる講師全員が論評を行うパターンだ。残りの1名は何もできないまま終わるというケースが多い。
講師は残り10分だと気づいていないか、あるいは気づいていないように振るまっているように映る。気づいているのは受講生だけ。しかし当事者になると言い出しづらいのだ。

しっかりタイムキープしてくださいよ、なんて言えない。ものは言いようというように何かしらあるとは思うけど……。

ただ自分だったらと、シミュレーションはできる。
自分が考える次善策は、2分スピーチにして論評を講師が一言ずつ行う。はたまた3分スピーチのまま論評は行わないというもの。それぞれ制限時間オーバーを想定して、残り時間を告げてやんわり釘を刺すことが前提。後者のケースは、その場で論評しなくても、帰り道で論評を伝えることだってできると思うから。

本当の最善策はそういう状況にならないようにするということだ。
とはいえね、これ、言うは易く行うは難し、なんだということを忘れていけない。
これもまた貴重な学びということで。

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