2011年11月20日日曜日

あがり症は場数じゃ治らない

自分があがり症であることをはっきり意識したのは話し方教室に通ってからだった。

同じ時期に話し方教室に通い始めたK川さんは、年齢も出身県も同じ、性格や関心事も似ているなど何かと共通点が多い仲間である。(同じ日にNew Balanceのまったく同じ靴を履いてきたときは心底ビビった)

そのK川さんは、教室での自己紹介で入会したきっかけを、あがり症を克服するためだと語った。

あ、自分もそうだ。

僕がこの教室に参加したのはなぜだろう? そうあらためて考えたとき、会社の朝礼で3分スピーチが始まっただとか、営業の仕事に活かしたいだとか、さまざまな理由が浮かんだ。確かにそうなのである。ただ、果たしてそれが切実な理由だろうか? 今思えば、どこかで体裁よく取り繕うとしている自分がいたのではないかと思う。

やはり根本にあるのはあがり症だろう。この厄介者と30年以上も付き合っているのだ。そうタイピングしている間にも、過去の数々の失敗談が顔を覗かせようとする。

なぜ素直に「あがり症を克服する」という理由が浮かばなかったのだろうか。やはり、あがり症を人に見せがたい弱味と感じて、格好をつけている自分がいるのではないか。
K川さんの何気ない自己紹介は、自分と向き合う覚悟の必要性を気づかせてくれた。もっと自分をさらけ出していかねば。

さて、そのKさんがいい本を読んだ、と言って教えてくれたのが新田祥子さんである。
新田さんは、セルフコンフィデンスというコミュニケーションスクールを主催しているあがり症克服のエキスパートだ。

あがり症に関する著書も多く、その中で、あがり症はけっして場数だけで克服できないと言い切っている。あがり症の理由は脳の条件反射であり、あがった状態で場数をこなしても学習効果がないに等しいとのこと。これは話し方教室に通い、場数に突破口を見出そうとした自分にとっても、耳を傾けなければならない指摘である。

そんな新田さんのブログをチェックしていたら、あがり症克服講座の様子として、あがり症の解説がアップされていた。明日以降、ここからあがり症克服のエッセンスを学んでいこうと思う。

◎「あがりは脳の問題である」について解説
http://www.youtube.com/watch?v=lTtw9NQMhgM

◎「あがり症のメカニズムと対処法」について解説
http://www.youtube.com/watch?v=WN45uzypJs4

◎「話し方とは何か」について解説
http://www.youtube.com/watch?v=XD7JM-AK6Qk

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