2011年12月23日金曜日

小泉進次郎の話す力_メモ2

第一章「小泉進次郎 恐るべき俊才、爆発する演説力のDNA」より。

《聴衆分析》
①「湯布院とかけて、なんと解く?」のブリッジング効果
→ご当地ネタでなんて身近な人なんだろうと思わせる。聞き手との距離を縮める。

⑩「聞き手はどんな人なのか」をよくよく知る
聞き手には聞かない権利がある。聞いてもらうために聴衆の心の傾向をまずつかむ。

④聞き手を自然に主役に変える呼びかけテクニック
巻き込み話法のwe。上から目線ではなく、聞き手を主役に変えて、「一緒に何かをしましょう」という。聞き手を主役にして自分がそのために何かをやらせてもらいたい。疑問形、お願い。

⑦聞き手に選ばせ、決めさせる
複数の選択肢を並べて、その中から一つを聞き手が選択させる。聞き手の「自己決定欲求」を満たす。疑問形。

⑬自分がどこからどう見えるか、よく知っておく

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《コンテンツ》
②下げるだけ下げて、急に持ち上げるコンシート話法
思いがけない例え話をぱっと言い、天と地のように落差をつけて、まったくその逆をつく。上げるだけ上げて急に落とすことも。意外性の効果。
※コンシート話法≒コードスイッチング

③自分で自分の演説を聴く冷静さ
聞き手が自分をどう見ているかを観察、計算して、言い分を自在に変える。自分の長所も短所も知っていて、活用する。
※批判を逆手に取る。オバマ→黒人 進次郎→世襲議員

⑮響きのよい音とリズムで聞き手を引き込む
「連辞(レペティション)」似たような音、似たような意味の単語を次々と並べる。接続詞は省く。
大きな主張をするとき、必ず使われる手法。リズムの小気味よさゆえに話に引き込まれていく。

⑯決め言葉、ワンフレーズで心をつかむ
ゆっくり、はっきり。言葉自体に魅力があって、それが短くて、耳当たりがよくて、聞いてすぐに覚えられる言葉を選ぶ。サウンドバイト。

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《暗記》
⑤具体的な名前と数字をあげて話す
わかりやすい数字の例え話。

⑥あえて原稿を見ず、自信を演出する
原稿を見ずに相手の目を見つけながら、ガンガン自説を展開する。

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《テクニック》
⑧何を言うかより、にこやかな顔で言う
笑いを誘うことで、聞き手に幸福感を与える。ミラー効果。
※ミラー効果≒好意の返報性

⑨左右均等の視線で聴衆を飽きさせない
聞き手を視点によって巻き込む。アイコンタクトには見つめられている時間の長さ、強さ、方向性という要素がある。

⑫野次と拍手には十分な“マ”をおく
どこで拍手が出るのか、笑いが出るのか、原稿に織り込んでいく。質問文体で語った後、相手がほんの少し答えを探り出す時間になる。騒音中は発言しない。暗記のワナ。

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《その他》
⑪ネタの変更は、臨機応変自由自在に
暗記のワナ。

⑭人気者の「父」を尊敬し、的確に引用する
親への尊敬や愛情が適切な場面で表現されるのは、いつも聞く人の心を打つ。

自分を下に置くと、早い段階で信頼感を得られる。
ウンチクを披露しない。
かぶせ発言をしない。
何点と予告する。
主張点、決めゼリフを強調する。
人は上機嫌に弱い。

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