2012年1月4日水曜日

驚異のプレゼン_メモその2

頂点に立つ人は、努力が他人より多いという程度でもずっと多いという程度でもない。圧倒的に多いのだ。「シーン15 簡単そうに見せる」より

この言葉を前に、居住まいを正さざるを得ない。
これまで話力を高める努力をほとんどしてこなかった。それはあきらめに近い心境からだ。

頭がいい人は勉強しなくても頭がいいんだろうな、と思っていたのと同様、話が得意な人は生まれもったセンスでそうなんだろう。とも思っていた。僕にはセンスがない。だから無理なんだと、まぁ、努力するという発想もなかった。

いや、そうとも言い切れないか。
何度となくセミナーに通った。NHK講座、アサーション講座、ボイストレーニング……、ただ続かないのだ。
目の前の仕事で、時間がなかったというのも苦し紛れではあるが、正直なところである。
であれば、時間ができた今は、言い訳できない。


ジョブズは、プレゼンテーションに向けて一日何時間もの練習を何日も何日もした。
プレゼンテーションの隅から隅まで練習する時間を確保した。
何週間も前に準備を始め、しゃべる予定の製品や技術について勉強していった。
アイコンタクトだって、しゃべるスピードだって、間の取り方だって、言いたいことが理解されるように仕上げていく。
何時間も真剣に練習したからこそ、何気なさが生まれてゆく。

ジョブズに限らず、世界的なコミュニケーターたちも、意識的に練習していることが明らかになったそうだ。なんとなく同じことをくり返すのではなく、具体的な目標を設定し、他人からの意見を聞き、長期的によくなるほうへ進もうと努力を続ける。自然な話し方をしたいのであればなおさらだ。練習で練り上げなければ「自然」にならない。

プレゼンテーションを「生き生きとさせる」には練習が必要である。

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