2012年1月22日日曜日

声を鍛える活弁、スタート

年末に顔を出した活弁ワークショップが今日からいよいよ本番。
活弁で鍛えたいのはズバリ声だ。声の大きさ、歯切れ、滑舌。やればやるだけ声の体力というべきこの三つを鍛えられることは確信している。

前半、たっぷり時間をかけて声のトレーニングを行う。話し方教室の発声練習とは違い、声で食べているプロの助言には説得力がある。刀を磨くように声を鍛えている感覚をおぼえた。

顔の柔軟体操から始まり、声を前に飛ばすイメージ、上半身の力を抜く、重心を真下に落とす。

とはいえ、活弁士ならではのクセのある発声をマネるのが一朝一夕にはできそうにない。
特に語尾で声を押さえつける発声がしっくりこない。お手上げである。シコを踏むようなイメージと言われたが、コツさえつかめないまま終わった。練習あるのみ。

後半の活弁の実習では、台本を渡されていきなりスクリーンにアテレコすることになった。
作品は「国定忠治」。
せっかくなら「チャップリン」をやりたかったが、先生の指定は「国定忠治」だった。
正直、興味を持ったこともなかったが、先生の「こっちのほうが滑舌がよくなるから」の一言に気を取り直す。

戸惑いながらも「映写よーい、スタート」

今回は読むのに精一杯だった。スクリーンを見る余裕もない。舌が絡まるようにつまずき、さらに焦る。表現以前の問題でまずは噛まずに読めるようにならなければ。

でもこれができるようになれば、という期待感もある。
センスがないのも残念だが、それをカバーするには、もう練習するしかない。
やることが決まればゴールが見えたということでもある。頑張ろう。

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